車が大好きな方はマニュアル車に乗っていて、それに比べるとギア操作がないので運転が楽に感じるのがオートマ車ですよね。
需要が高いためか最近ではマニュアル車よりも、オートマ車の割合が増えてきているようです。
オートマ車は上り坂でも簡単に車を発進させることができますが、実はオートマ車でも間違った操作をしてしまうと車に致命的なダメージを与えてしまう場合もあります。
そこで今回は、オートマ車の運転中に絶対やってはいけない7つのことを紹介します。オートマ車のドライバーは、必見ですよ!
ガソリンの残量が少ない状況を避ける
ガソリンが少なくなったら給油を知らせるランプが点灯しますが、その状態でもまだ多少は走れるから大丈夫、ガソリンスタンドが見つからないし、なんて運転していませんか?
車は正しく走るために流体圧力が正しくかかった状態を必要としますが、ガソリン量が少ない状態で走ると車のさまざまなパーツが普段より早く磨耗してしまいます。
急発進をしてはいけない
たまに信号が青に変わった瞬間、急発進する車がいますよね。
シフトレバーを操作する時、車は主要な部品を摩擦の力で動かしています。そのため急発進すると、トランスミッションのバンドやクラッチを大きく損傷させかねません。
トランスミッションを濡らしてはいけない
大雨被害などで車を水没させた方はご存知だと思いますが、車のトランスミッションの中に少しでも水が入ると交換しなければなりません。
トランスミッションに入った水はクラッチの摩擦材に吸収され、クラッチプレートと素材をつないでいる接着剤を溶かしてしまいます。
また‥
トランスミッションに入り込んだ水は白いネバネバとして物体に変化して、いろんなパーツにまとわりついてしまうので、こうなると洗浄はかなり難しくなります。
他にも水は、トランスミッションのパーツを錆びさせてしまいます。
一時停止中にシフトレバーを「N」に入れてはいけない
赤信号などで停止している時は、ブレーキを踏まなくていいように「N」にするドライバーもいますよね。
もしくは一時停止中に「D」のままだとトランスミッションが磨耗すると教わって、そうしている方もいるのではないしょうか。
でも車が「N」の状態だと、当然のことですが非常時に急な対応が遅れてしまいます。
また‥
信号が青に変わった時に「N」に入れているのを忘れてエンジンを空吹かしすると、「D」に入れているよりも多くの燃料を消費するのです。
また信号で停車中にガソリン節約を考えているのかサイドブレーキをかける方もいますが、もし節約できたとしても誤差程度の燃料を節約できたかどうかというレベルです。
車が完全に停止するまで「P」にチェンジしてはいけない
現行車種の新車なら車が動いている状態での「P」へのチェンジは自動ブロックしてくれますが、この機能が搭載されていない車に乗っているドライバーは要注意です。
この行為は、ロッキングピンやアウトプットシャフトのいずれかを損傷させてしまいます。
車が完全に停止するまで「D 」から「R」へシフトチェンジしてはいけない
これもその5で紹介したのと同様ですが、この行為は主要部品やトランスミッションを損傷させてしまう危険な行為です。
車の移動中にシフトレバーを動かしてしまうと、ブレーキではなくトランスミッションの力で止まります。
ブレーキの磨耗なら2万円ですが、トランスミッションの修理費用には最低でも25万円ほどかかってしまいます。
下り坂でシフトレバーを「N」にしてはいけない
下り坂でシフトレバーを「N」にしておけば燃料を節約できると考えている方もいるようですが、オートマ車は「D」の状態で下り坂を下っている時は燃焼を節約する設計になっています。
前にも説明しましたが、この状態だと緊急時の対応が遅れてしまって危険です。