恐怖という感情は、人間にとって一種の娯楽でもあります。ホラー映画や怖い話は、日常生活の中でスリルを感じることができる手段として広く受け入れられています。しかし、時にはその恐ろしさがあまりにもリアルで、単なるエンターテインメントの域を超え、視聴者にトラウマを植え付けてしまうこともあります。今回は、アンビリバボーで放送され、あまりにも怖すぎて二度と再放送されることがないと噂される三つのエピソードを紹介します。

ピエロの呪い

最初に紹介するのは、ある大学生が体験した恐怖の出来事です。20歳の大学生、勝田さんは、大学に近いアパートに引っ越し、そこに友人からプレゼントされた一枚の絵を飾ることにしました。その絵には、寂しげなピエロが描かれており、どこか不気味な雰囲気を醸し出していました。

ある夜、勝田さんが勉強していると、その絵がカタカタと揺れ始めました。風で揺れたのだと思い、窓を閉めましたが、再び絵が揺れ始めます。奇妙に思い、絵をじっと見つめていると、突然金縛りに遭い、体が動かなくなりました。そして背後から不気味な気配を感じ、恐る恐る振り返ると、ピエロが立っていました。勝田さんはその姿に恐怖し、その後すぐにピエロの絵を捨てましたが、数日後、電話の向こうから再びピエロの笑い声が響いてきます。

このエピソードは、放送当時、視聴者に強烈な恐怖を与え、後に再放送されることはありませんでした。視聴者の中には、不眠や不安に悩まされたという報告もありました。

花見さんの呪い

次に紹介するのは、ある女子中学生たちが体験した恐怖の出来事です。当時、「コックリさん」がクラスで流行しており、谷川喜美さんとその友人たちも放課後に教室でコックリさんを行っていました。しかし、いつものようにコックリさんを呼び出したある日、現れたのは「花見」という自称する霊でした。

花見さんは「みなしね」と告げ、吉美さんたちは恐怖に震えながらコックリさんをやめようとしましたが、そこに男子生徒が乱入し、面白半分で花見さんを再び呼び出してしまいます。その直後、男子生徒は燕メ橋で刺され、緊急搬送されました。この出来事は視聴者にも強い衝撃を与え、実際にこのエピソードを見た視聴者の中には、心霊現象を体験したという報告が相次ぎました。

マスクをかぶった女性

最後に紹介するのは、別荘でのバカンス中に起こった恐怖の出来事です。河北さんとその友人たちは、8人で別荘に集まり、楽しい時間を過ごしていました。しかし、肝試しをすることになり、ジェイソンのマスクを使って森の中で遊ぶことにしました。

しかし、最初のペアが戻ってこないことから、みんなで捜索を始めると、木にかけてあったはずのマスクが消えていました。その後、展望台でマスクをかぶった女性が現れ、河北さんたちは恐怖に駆られて別荘に逃げ帰ります。さらに、その後の帰路でもマスクをかぶった女性が再び現れ、バイクの運転手にしがみついてきました。

このエピソードは、実際に河北さんが体験した出来事として放送され、視聴者の間でも「本当にあった話」として大きな話題になりました。